増える中高一貫校

中高一貫校というのは、かつては私立のみが実現可能なシステムだと思われていましたが、最近では公立による6年間一貫教育のシステムが取りいれられ、加速度的に増え続けているのです。6年を通して教育することで、できる事が増えるのです。覚えている人も多いと思いますが、3年の3月期には、歴史の授業は昭和史に到達する前に終わってしまいます。そのため、昭和史について興味を持つきっかけすらないままに中学時代が終わり、さらに高校でも同じ様な現象がおこり、結果として昭和史は置き去りのまま卒業する事になるのです。実は最も日本人が知らなければならない歴史であるにも関わらず片手落ちです。

6年一貫にすることで、同様の教育を繰り返すムダを省き、より密度の高い授業が可能になるのです。また、単に大学受験対策としての授業ではなく、社会に出て役立つ教育を行う事が本来の目的です。とは言え職業訓練校ではなく、目的は教養を身に着ける事にあります。知識の偏りは中高一貫の教育で矯正する事ができると思われがちですが、実際は学校によって偏りがちという報告もあるのは事実です。そのため私立にせよ公立にせよ、中間一貫校を選択する際は、目的を最初に明確にする必要があるのです。