賛否両論

総合的に評価すると、確かに中高一貫校は将来に繋がる学問ができる教育システムとして優れていると言えますが、誰もが簡単に入学できるわけではありません。競争率の高さから狭き門であることは言うまでもなく、中学受験で失敗すれば、すでにその時点で挫折感を味わうことになってしまうのです。

合格者の選定は学校によって異なりますが、何で仕分けられたのか、不合格になった側は納得できないまま他の選択を強いられるのです。これは生徒の中に何かしらのしこりとなって残る可能性があります。

そもそもこの中高一貫のシステムが文科省から打ち出されたのは1999年で、まだ若いシステムなのです。今後様々な角度から選抜方法が変更を重ねていく可能性がありますが、その過程で取り残された生徒も少なくないでしょう。学力検査を行わないなら、何をもって適正ではないと判断されたのか、合格者との差異がどこにあるのかわからないのが現状です。

また、今後一貫校ではない高校を受験したいと考えた際、受験のための勉強をしていない分、不利となる可能性も否めません。しかしながら、その点に関しては入学時点で受験に縛られずに学ぶ事を選択しているため、賛同する意見の方が多いと言えます。
カリキュラムの点でも賛否様々ありますが、学力が確実に身につくのは6年間一貫の教育であると見る向きが多いため入学希望者が増え続け、学校が増えても依然狭き門なのです。