子どもの視点

もし子供が将来の目標設定をしっかりし、それに向けて動き始めるとしたら、それは平均して何歳くらいからでしょう。早熟な場合、小学校低学年で既に将来何をやりたいか、何になりたいかをリアルにイメージしているケースもありますが、大多数は何となく近所の中学校に通い、塾にも通いながら2年の夏休みから本格的な高校受験の準備を始めることになります。

そして高校生活は塾を続けつつ、大学受験のための勉強をします。希望の大学に合格する確率はまた下がります。多くは行ける大学に行く、というのが現実です。なりたい職業が決まっている場合、その分野に強い大学か専門学校という選択肢もあります。そして就職し、自立して生きていくようになれば親の庇護下から離れることになるのです。

このプロセスのどこで将来の目標設定をするのでしょう。人によって異なりますが、多くはやりたい仕事をするのではなく、入れる会社に入ることの方が多いのです。子供にとって将来の夢は夢でしかなく、夢を実現させるためには、今から何か始めなければ何も動かないいうことに気づく確率は極めて低いのです。
親にとって中高一貫校はりそうであったとしても、子供にとって中学進学は、小学校時代の友達と一緒に一段階段を上って行ける学校であり、ここで慣れ親しんだ友人たちとの別離は希望しない可能性が高いのです。