教師の視点

これまでは本人もしくは保護者が希望する中高一貫校について触れてきましたが、では現場の教師はこの教育システムについてどのような考えを持っているのでしょう。
教える側としては、やる気の無い生徒にカリキュラムだけ機械的にこなし、教師を敬うことも畏れることもない生徒たちが荒れている現場で、やりがいなど感じることはできないでしょう。もちろん、全ての公立高校が荒れているわけではありませんが、特に都立高校は四半世紀前と比べて激変しています。

かつては私服で登校できる都立高校は、生徒たちにある種の解放を感じさせる憧れであり、優秀な都立高校の場合卒業生の東大合格率が高い事から、教師としても遣り甲斐のある現場でした。しかし嘗ての面影のないと言われる都立ですが、今なお東大合格率の高さを誇る都立高校も存在します。

教師にとってやりがいのある教育現場とは、感度の良い生徒を教え、尽くしただけの成果があることでしょう。その様な現場はなにも中高一貫校に限ることはなく、いかなる教育現場であっても、高い志をもった教師は存在するのです。つまるところ、そうした教師との出会いは縁としか言いようがないのです。
近年では学校のみならず、塾や家庭教師が急増し、中にはカリスマと呼ばれる塾講師も存在します。やりがいや成果は、整った環境を用意してもらうのではなく、自ら掴み取るものだということが言えます。