一貫教育のデメリット

どの様な商品、サービス、システムであっても、100%の顧客満足度というのはあり得ません。学校教育の現場とて同様で、全てにおいて正負の両面があるのです。
6年間中高一貫教育における最大のデメリットは、高校受験がないことにあります。高校受験をスルーする事で受験勉強に掛ける時間を部活や趣味などに充て、のびのびとした学校生活を送ることができるのがメリットですが、それは取りも直さず「節目」を奪うことに繋がっているのです。

卒業と入学は、思春期の子供のメンタル面に与える影響は大きいのです。親しい人たちとの別れを経験し、新しい環境で新しい人間関係を構築することで得られる脳の成長が妨げられてしまう面もあるのです。

また、6年間同じメンバーというのは、ひとたびいじめや人間関係のトラブルが起きた場合ストレスが大きく、逃げ場のない状況に精神の安定を損ねる危険性が潜んでいます。
小中一貫校も同様ではありますが、リセットできないデメリットもあることを忘れてはいけません。中高一貫校について保護者の費用負担が大きいという声もありますが、公立の場合はその限りではありません。メリットやデメリットについては一貫性がなく、地域や制度、個々の学校によっても異なりますので、事前調査をすることが肝要です。